反原発・反放射能アートデモ『11.3イノチアクション』 in 大阪
★終了しました
こちらは、2012年11月3日に行なったイノチコア主催第二回目のデモ『11.3イノチアクション』のレポート頁です。
告知の履歴は右をご覧ください。→ 概要
『11.3イノチアクション』無事に終了致しました。
大阪・東京・京都・兵庫・奈良・北海道など、日本中からお集い下さった皆さま、スタッフ、ブース出店者、チラシ配布にご協力下さった皆さま、その他、たくさんのご助力に心より御礼申し上げます。
人手不足で手の回らぬ事が多く反省点は多々ありますが、総じてとても良いアートデモとなりました。強い意志で大地を踏みしめ、リズムに合わせ高らかに声をあげる私たちは、希望の行進そのものでした。
笑顔で手を振る人、感極まった様に拍手する人、「俺も反原発だ、頑張れ」とエールを送る人、沿道の人々の反応も大変暖かかったです。おそらく、その方々のほとんどがデモに参加したことは無いでしょう。表立っての意思表明はしていないけれど、心の中では「原発も放射能もいらない」と思っている潜在的な「反原発/反放射能」の層がデモに参加している層より格段に多いことは、様々なアンケート結果に現れています。
まだ一歩踏み出すのを迷う多くの方々に動いて頂くために、イノチアクションは攻撃的な要素を慎重に抑え、従来のデモのイメージにとらわれないサウンドとヴィジュアルにこだわった希望的なアートデモを演出しています。そうして潜在的な「反原発/反放射能」の層が動けば、最も要である「無関心層」もそれに続くでしょう。
イノチアクションは、見る人へのアピール力に重きを置くために他のデモより決めごとは多いですが、参加して頂ければその効果に納得して頂けると存じます。そうして一参加者の意識から、新しい方々を引き込む側の意識にシフトし、一緒にイノチアクションを作って頂ければ幸いです。
イノチアクションのコールは、単調な反復による心理効果やアピール力なども考え作られておりますが、根底にあるのは言霊〈ことだま〉です。「イノチを守る」「未来を守る」「大地を守る」。それらをはっきり声に出すことによって、頭の中で考えているより大きな効果を、自分に対してもデモを見る人々に対しても与えます。それらは声をあげられない人々や、何よりも小さな無数のイノチを代弁する声として人々の心に届くはずです。そして、太鼓の音は言葉の無い言霊です。
以下、11月3日のコールです。
原発即廃炉/命を守るため
放射能拒絶/命を守るため
見えない放射能/除染でごまかすな
見えない放射能/食べたら被曝する
子どもをすぐ逃がせ/未来を守るため
子どもをすぐ逃がせ/経済よりイノチ
汚染をバラまくな/大地を守るため
瓦礫を焼くな/大地を守るため
写真
撮影者→ ★:岸本さち、◆:細野紅葉、●:鷹塀三奈、■:昼間光城
皆さま、素敵な写真をありがとうございました!
集合場所での展示コーナー◆ | ||||
集合場所での展示コーナー。イノチコア横断幕左横のオブジェは、東京の耽美劇団『gROTTESCO△sEPHIRAH』の舞台で使用したもの。イノチコアの幟と横断幕のデザインは現代美術家の石川雷太。◆ | ||||
同じく展示コーナー 左:アートグループ・混沌の首の『五大幟』。◆ 右:画家・鷹塀三奈作『大日如来幟』。◆ | ||||
現代美術家・村田順吉作、感熱紙にガスバーナーで書かれた『DATSUGEN横断幕』。丸木美術館でのレセプションで描いた作品をお借り致しました。■ | ||||
レンタルドラムコーナー。★ | ||||
左:アートグループ『混沌の首』、今回はフレームドラム隊での参加。★ 右:銅版画家・羅入作『双頭姉妹』幟。★ | ||||
青空にはためくアート幟。大飯まで行ったおじいさまの『南無脱原発』幟、仙台の現代美術家・関本欣哉作『原発なんてクソ食らえ。』幟。● | ||||
アートヤーンアーティスト・山下じじ監修『原子炉帽子』。原子炉マーク2の形を編みぐるみ、廃炉の先の希望的なイメージで飾り付けています。全国の作家さん達からご協力頂きました。ありがとうございます!★ | ||||
イノチアクションのマスコットキャラ、老若男女に人気の黒猫部隊。大阪、京都、奈良のミックスです。増殖する黒猫たち。★ | ||||
フレームドラム隊。★ | ||||
/td> | ||||
左:『混沌の首』のお狐様。銅鑼はNさんにお借り致しました。ありがとうございます!● 右:レンタルドラムの店主、地蔵のような笑み。★ | ||||
左:アニミズム横断幕。★ 右:最後尾をかわいく飾ってくれた神戸の動物愛護の方。★ | ||||
先頭をゆくのは放射性廃棄物ドラム缶ドラム隊。通行人の注目度がすごいです。ドラム缶の作者、コーラー共に関東からの参加。★ | ||||
ダンディーなドラム隊と、楽しげな原子炉帽子隊。★ | ||||
みんなおめかし、ニッコリ笑って元気に歩く歩く。なんたるかわゆさ!この写真だけで、3.11以前のデモのイメージは払拭されるでしょ?★ | ||||
デモ隊に見入る沿道の人々。笑顔の方もいれば面食らっている方もいましたが、おおむね好反応でした。★ | ||||
背中で語る女たち。★ | ||||
「あれは本物かな?」との声が何度も聞こえた。現物を見れば皆怖さを思い出す。★ | ||||
左:高々とイノチコアのプラカードを掲げて下さりありがとう。★ 右:私服ドラム隊。かっこいいね。★ | ||||
京都の超ディープなBar『汚点紫』のオーナーは和太鼓で参加。台車をひいてくれた方はなんと下駄!二時間半おつかれさまでした。★ | ||||
左:黄色いミニスカート、いいですねえ。★ 右:黒猫部隊。兵庫から参加の子猫はチラシをコラージュした自作プラカード持参。★ | ||||
警官たくさん来ました。イノチアクションはとにかく子どもが多いので、警備がしっかりしていないと本当に危ないのです。★ | ||||
左:黄色い帽子とシャツで参加の『南無脱原発幟』のおじいさま。たくさんの方が黄色を身につけて参加してくれた。おしゃれを楽しんでデモを彩って欲しいです。★ 右:和装の黒猫さん。ベビーカーでの参加おつかれさまでした。★ | ||||
俯瞰図。アート幟、迫力あります。★ | ||||
左:今回のチラシは小旗が作れるデザインでした。★ 右:自転車での参加も。★ | ||||
私服ドラム隊。★ | ||||
左:「こどもたちのため」真摯であたたかい気持ちが伝わります。★ 右:神々しい私服ドラム隊。★ | ||||
同じく神々しいフレームドラム隊。★ | ||||
左:華やかな姉妹のようなお二人は画家とフラダンサー。★ 右:大阪で先頭をゆくのは、『関西電力大飯原子力発電所』のドラム缶。★ | ||||
私服ドラム隊とTNN大阪のコーラー。★ | ||||
左:TNN大阪のコンビ。コーラーの彼女は、原子炉帽子がめちゃめちゃ似合っていました。本人も「一番似合っていた自信がある」と。サンバドラムも強力でした。★ | ||||
ガスマスク&防護服部隊の中身は実はそうそうたる面子だったりします。写真は前回に引き続きの『はちようび』メンバー。いつも忙しいところを大感謝です。★ | ||||
内部被曝の講演をして下さった守田敏也さんもフレームドラム隊に加わって下さいました。★ | ||||
動植物の絵を施したフレームドラム。★ | ||||
左:なんと、この格好で電車に乗って来たそうです!★ 右:かわゆ〜い。★ | ||||
デモはおしゃれに華やかに。★ | ||||
左:原子炉帽子、真ん中の飾りは小学生の男子が作った骸骨です。★ 右:内緒のおはなし。★ | ||||
左:赤いベビーカーに赤い風船、粋ですね。★ 右:学童の子達も歩いてくれました。長距離どうもありがとう!★ | ||||
放射性廃棄物ドラム缶を警備していると、警官も色々考えるでしょうね。★ | ||||
警官ぞろぞろぞろ。★ | ||||
左:『避難ママ』のパッチワーク幟、写真ではわかりにくいですがとってもカワイイ。★ 右:母子避難者の力強いコール、母は強しです。★ | ||||
左:関西電力大飯原発ヴァージョンを叩くノイズユニット『Erehwon』のメンバー。★ 右:東京電力福島第一原発ヴァージョンを叩く『はちようび』のメンバー。★ | ||||
左:フレームドラムに描かれるは、宝玉を持つ仏の手。★ 右:子どもは太鼓大好き。★ | ||||
日が暮れて来ました。最後まで一緒に歩いてくれた子どもたち、おつかれさまでした!★ | ||||
ドラム缶ドラム隊もおつかれさま。鉄のスティックはけっこう大変なのです。★ | ||||
今回、放射性廃棄物ドラム缶は四台出ました。ただいま増殖し全国に六台あるらしいです。★ | ||||
デモ後の公園でのドラムサークル。皆さま、ご参加本当にありがとうございました!● | ||||
パレード後に行なったミニ講演では、守田敏也さんがとても易しく内部被曝の危険性をお話し下さいました。会場で販売した矢ヶ附飼nさんとの共著「内部被曝」を買い求められた方も多く、放射能や被曝への関心の高さがみてとれました。 東京でさえ原発事故は風化しつつあると聞きます。しかし、現実には東京電力福島第一原発から一日あたり2億4000万ベクレルもの放射性物質が放出されており(2012年9月24日東京電力発表)、原発事故は今も進行中です。「関西も九州も、日本中の誰もが原発事故の当事者だ」と気付いて頂くためには、内部被曝の情報が不可欠だと思います。 「内部被曝についてのイベント」の企画に着手したい焦りはございますが、こちらの赤字分+ある程度のカンパが集まるまで待たざるを得ません。どうぞ、イベント実現のために少しでもカンパ頂けますようお願い申し上げます。
| ||||
| ||||