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イノチコア『ねこと原発』特別展 in ねこじゃねこじゃ・猫祭り vol.6
2014. 6月14日(土)〜6月16日(月)


〈出展作家〉イノチコア、石川雷太、羅入、武盾一郎、東マユミ、蔦谷香理、堀林正
〈会場〉滋賀県近江八幡市為心町元9 白雲館2F
〈時間〉11:00〜17:00 *最終日は15時まで
〈観覧料〉無料
〈主催〉ねこまや

〈お手伝い〉細野紅葉、山本紗由、のんちゃん
 
猫の似合う町近江八幡にて行われている『ねこじゃねこじゃ・猫祭り vol6』に、京都で開催した『ねこと原発』展を出張特別展示致しました。写真は時代劇の撮影にも使われる運河。(撮影:細野紅葉さん)
会場の白雲館はヴォーリズ氏設計、国の登録有形文化財建造物です。明治時代に西洋の建築を日本の職人がまねて建てた擬洋風建造物と呼ばれる様式です。和洋折衷の魅力に溢れる建物で、住みたいとの声しきりでした。ちなみに京都四条大橋たもとにある東華菜館もヴォーリズ氏によるものです。
ねこじゃ祭りの横断幕がかけられました。(撮影:細野紅葉さん)
イノチコアの展示コーナーは奥の和室とガラスケースでした。和室の前にはおなじみのトートバッグやTシャツが並ぶグッズ販売コーナーが陣取りました。
ガラスケースには羅入さんの白無垢を使った作品。皆さん足を止めて見ていました。
和室に入って右手には武盾一郎さん、東マユミさん、蔦谷香理さんの作品が並びます。お三方共、関東在住です。
武盾一郎さん作品。絵本の一部を切り出した『ねずみに恋した猫のたむちゃん』は大人気で、お話の続きが話題でした。
武盾一郎さん作品アップ。素晴らしき細密!
東マユミさん作品。かわいらしく繊細な猫たちが猫好きの心をガッチリとらえていました。
東マユミさん作品アップ。毛が一本一本書き込まれた猫に感動。
蔦谷香理さん作品。蔦谷さんの著書を読み猫毛フェルトを作ったというお客さんもいらっしゃいました。
蔦谷香理さん作品アップ。猫毛フェルトの猫たちが全国を旅する様子が写真におさめられています。
左手には東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の資料。反原発のイベントでは無かったせいかこういった資料をはじめて目にしたとおっしゃる方も多く、関東の数値の高さに驚いていました。
中央には堀林正さんによる『猫デモ』。イノチコアとのコラボレーション作品です。猫に象徴される私たち被害者が、力強い歩みで原発推進派を追いつめている希望的な未来図です。
『猫デモ』のアップ。
奥にはイノチコアの作品『今、そして100年後への言葉』。久々の六枚フルヴァージョンです。
イノチコア作品アップ。全国の方から頂いたたくさんの言葉。それぞれの琴線に触れるものがきっとあるでしょう。
近江八幡らしい和装のご婦人方。真剣に読んで下さっています。
縁側に並ぶのは石川雷太さんの言葉の作品。ガラスに赤い文字で詩を刻んでいます。実物を見てほしい作品です。
猫じゃ祭りは猫好きによる猫好きの為の猫愛あふれるイベントでした。来場者は基本的に猫グッズが目的だったと思いますが、小さな命を愛する心に、小さな命の脅かされている現実が響いてくれた事を願っています。

写真は日牟禮八幡宮に住まう神社猫。

 

 

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