東京 現代美術製作所にて行なわれた、イルコモンズさん監修『アトミックサイト・スティル・アライブ』展へ石川雷太さんの活動の一環として、急きょイノチコアも展示させて頂きました。原発と放射能に正面から向き合う作品に囲まれての展示は、イノチコアにとり大変意義深かったです。
この展示で現実を突きつけられ憂鬱になった方、覚悟を新たにした方など色々でしょうけれども、何にしろアトミックサイト・スティル・アライブが観覧者の琴線をかき鳴らしたのは確かと思います。
動物達のデモ行進のイメージでプラカードを並べて幟を立てました。奥には闇の中に浮かび上がる様にイノチコアの象徴『被曝ネコ』の横断幕を置いています。右端の幟は、イノチアクション2にご参加頂いた、仙台の現代美術家 関本欣哉デザイン『原発なんてクソ食らえ。』幟。
お昼間の様子。
事故まもなくに採取したという福島の幼稚園の土を自分のガイガーで計らせて頂いた。数値がみるみる上がり、けたたましい警報音と共に6.20マイクロシーベルト/hをたたき出しました。
千葉の市川(極端なホットスポットでは無い地域)に住む方のマンション内の公園に、ある日突然「0.2マイクロシーベルト/hあったので除染しました」と張り紙があったそうです。千葉では0.2で危険と判断、片や福島は今でも簡単に0.5を越えます。行政の対応には一貫性がありません。自分と大切な人の身は、自分で守る覚悟を決めなければならない時でしょう。ちなみにベラルーシの立ち入り禁止区域の線量は0.3マイクロシーベルト/h。しつこいですが写真の数値は6.20マイクロシーベルト/h!!!(*この土はセメントで石棺化され展示されました)
以下、アトミックサイトのイルコモンズさん、石川雷太さん、伊藤篤宏さん、山川冬樹さんの作品です。それぞれが素晴らしく、そして全ての音や光や存在が絡み合い全体で一つの作品のようになっていました。
石川雷太
手前:イルコモンズ、奥:石川雷太
手前:イルコモンズ、奥:石川雷太
イルコモンズ
伊藤篤宏
山川冬樹
クロージングイベント『アトミックサイト・アライブ・ライブ』の様子
以下サイトでもレポートや写真見られます。
★イルコモンズのふた。
★混沌の首
「アトミックサイト・スティル・アライヴ」展
REMEMBER, REMEMBER, REMEMBER 3.11.
WE NEVER NEVER NEVER NEVER FORGET.
WE NEVER NEVER NEVER NEVER FORGIVE.
WE ARE ATOMIC SITE, WE ARE EVERYWHERE.
ATOMIC SITE ARE STILL ALIVE.
[日時] 2013年3月16日(土)〜3月17日(日) 15:00-21:00
[場所] 東京・東向島
現代美術製作所
[参加] 石川雷太/伊東篤宏/山川冬樹ほか
[監修] イルコモンズ
※入場無料、寄付歓迎
※本展では節電はいたしませんが発電はいたします。
[プログラム]
・2013年3月15日[金]
18:00-20:00 アトミックサイト国会議事堂前抗議
・2013年3月16日[土]
15:00-18:30 「アトミックサイト 10万分の2年」展一般公開
19:00-20:00 映画「実録・原發供養ノ夜」リヴァイヴァル上映
20:00-21:00 「アトミックサイトは語る、第壱夜 わたしたちはなぜこんなことをしたのか」+「原発お悩み公開相談室」
・2013年3月17日[日]
15:00-18:00 「アトミックサイト 10万分の2年」展一般公開
19:00-20:00 「アトミックサイト・スティル・アライヴ・ライヴ/原發供養ノ夜再演」
20:00-21:00 「アトミックサイトは語る、第弐夜 わたしたちはなぜこんなことをするのか」
[料金]
・3月16日 上映+トーク 19:00-21:00 500円 (定員50名・要予約)
・3月17日 実演+トーク 19:00-21:00 1,000円 (定員50名・要予約)